あぶらや燈千

おもてなしストーリー

初めて訪れるお客様も、何度も足を運んでくださるお客様も、あぶらや燈千で過ごしていただく時間はかけがえのない「一期一会」です。
お客様との出会いの数だけ、紡がれていく「ストーリー」。数多くの「おもてなしストーリー」から、そのいくつかをご紹介します。

STORY02 本当の意味でお客様と笑顔をわかちあえた日  /  フロント・石川政志

フロント・石川政志

仲居業務の研修で本格的にお客様の担当を持ち始めて2組目のお客様のエピソード。
当社では、入社してしばらくは、全体の理解を深めるために、業務別の研修を行っています。私もさまざまな業務を理解したり、適性を見極めるため、日々研修に励みました。
仕事に慣れていないこともあり、お客様と接するにも不安と緊張でいっぱいな状況で研修を受けていたことを覚えています。お声を掛けるタイミング、どんな話をすればいいのか…そんなことを探りながら過ごしていましたね。

そんな中での「フロント業務」の研修。
フロントというと、電話でのご予約の受付や来館されたお客様の受付など、まさに「あぶらや燈千の顔」です。中でもフロント業務は多岐にわたり、お客様へのアプローチもフロント業務になります。
そのフロント研修の一環として、私は当館のダイレクトメールとしてパンフレットを送付する業務を担当。
「このパンフレットをきっかけに、たくさんの方々に当館を利用してもらいたい。そして私が当館を利用された皆さんを笑顔にしたい。」そんな一心で心を込めて作業を行いました。もちろん、私は「あぶらや燈千の顔」としてご案内するということで、私『石川』という名前も添えて…

フロント・石川政志

そうして私はフロントに関わる研修を終え、次なるステージとなる仲居業務の研修へと移ります。仲居業務を一から勉強中だったころ、ある一組のお客様の担当をさせていただきました。
まだまだお客様と接することに不慣れで緊張の連続だった頃でしたが…

そのお客様をお部屋へご案内し、お客様とお話を進めていると、なぜか私の名前をすでにご存知の様子。
どこかでお会いしているのか、お電話でお話させていただいたのか…いろいろ頭を巡らせました。
しかし、自分ではなかなか答えが出ずにもやもやした状態…
そこで話を進めていくと、そのお客様と私の実家が近所だったということが分かり、そこで私はようやく気付きました。「フロント研修の時に実家近くにもパンフレットを送ったな」と。
私のお送りしたパンフレットをきっかけに来館いただいたという喜びと、地元が一緒だという親近感で、今まで抱いていた「不安」と「緊張」をいつの間にか消え、話が自然と盛り上がりました。

不思議ですね。共通点があるとお互いに壁がなくなり、自然な立ち居振る舞いができるようになっていました。私の自然な笑顔からお客様も安心されたのか、どことなくリラックスされていくのが手に取るように分かるようになりました。「これが、本当の“おもてなし”なんだ」と。

そうしてお食事が終わるとお客様から「また来るよ」という言葉。お客様と接して初めて身に染みた一言でした。きっと、この瞬間を先輩の皆さんは経験され、この仕事をする上での糧にされているんだ…とこの仕事をする上での醍醐味を感じることも。

もっとこの充実感を、いろいろなお客様と接してもっと感じていきたい!今は常にそう思っています。また、「パンフレットの送付」というお客様と直接関わらないような業務でも、いつか出会う日のために繋がっている。仕事一つひとつを大切にしなければ…と、気が引き締まる思いです。
そんな私の目標は、このお客様がまた来館された時に、“私が成長した姿を見せること”です。